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バージョン: 2.0.0-preview

リミッター

出力が スレッショルド を超えないようにするブリックウォール型のピークリミッターです。アタックは瞬時で、リリース でゲインの回復の速さを調整し、ルックアヘッド を使うとピークが到達する少し前に捉えられますが、その分一定の遅延が生じます。

ライブラリでの場所

「ライブラリ」 → オーディオエフェクト → リミッター

プロパティ

スレッショルド (dB) (Threshold)

出力の上限。ルックアヘッド窓内のピークが抑えられ、出力はこのレベル以下に保たれます。

  • 型: float
  • 既定値: -1
  • アニメーション:
  • 範囲: [-60, 0]

リリース (ms) (Release)

ピークが過ぎたあとゲインが回復するまでの速さ。

  • 型: float
  • 既定値: 50
  • アニメーション:
  • 範囲: [1, 5000]

ルックアヘッド (ms) (Lookahead)

ピークが到達する前に捉えるために先読みする時間。0 ms ではサンプル精度を保ち、大きくすると一定の遅延と引き換えに滑らかな制限になります。

  • 型: float
  • 既定値: 0
  • アニメーション:
  • 範囲: [0, 20]

メイクアップゲイン (dB) (MakeupGain)

制限後に適用するゲイン。最終ピークは スレッショルド + メイクアップゲイン まで達することがあります。

  • 型: float
  • 既定値: 0
  • アニメーション:
  • 範囲: [-24, 24]

補足

  • 検出はチャンネルリンク方式です。全チャンネルで最も大きいサンプルから単一のゲイン係数を求めて全チャンネルに適用するため、チャンネル間の位相関係が保たれます。
  • 既定の スレッショルド0 ではなく -1 dB なのは、ミックスバスに常に適用されるマスターリミッターに対して余裕を残し、二重に制限がかかるのを避けるためです。
  • Beutl のインラインオーディオグラフには遅延補償がありません。ルックアヘッド0 以外にすると、クリップ末尾や編集点でバッファされた末尾が破棄され、先読み分の遅延も他で補償されません。サンプル精度のタイミングや音声・映像の同期が重要な場合は ルックアヘッド0 ms のままにしてください。

使い方

チェーンの最後にリミッターを置くと、信号が スレッショルド を超えないことを保証できます。音圧を上げたいときは スレッショルド を下げる(または メイクアップゲイン を上げる)、リリース を短くするとタイトで強い質感に、長くするとポンピングを避けられます。

ソース

src/Beutl.Engine/Audio/Effects/LimiterEffect.cs